引越し業界は意外と曖昧なことが多い

こんにちは。まさおです。

今回、引越しに関係するブログを書く上で、某県にて引越し会社を立ち上げて初年度で年商1億円を達成し引越し業界を知り尽くした私、まさおが引越し業界とはどのようなものなのかをざっくばらんにお話ししたいと思います。

もくじ

・だいたいな見積り料金の提示

・驚くほどの品質のバラつき

・盗難、ごまかしに注意

・時間なんてだいたいなんです

・それでも引越し業者を使った方がいい理由

だいたいな見積り金額の提示

さて、引越しで1番気になることといえばやはりみなさん”料金”ですよね。

A社・・・88000円

B社・・・89000円

C社・・・56000円

こんな感じです。

そしてA社とB社の営業マンで話をして、例えば今回はA社がB社の営業マンに譲るとします。

A社営業マン「うちの会社は86000円が限界ですね。最高の品質の引越しを提供させていただける自信はあるのでご検討ください。C社は本当に悪い噂が多いので、お客様の大事な家財ですので大切に扱える会社を選ばれた方がいいと思いますよ。」

その後にB社の営業マンが言うわけです。

B社営業マン「A社さんがその価格ですか、、なんとか上司と相談してみますね。」

・・・

「上司がですね、今回せっかくのご縁で見積りこさせていただいたので弊社に任せていただきたいということで、本当に特別なのですが80000円ちょうどでいいから気持ちよく任せてもらいなさい!ということなのでぜひ私を信頼してお任せください!」

こんな感じで談合するなんてことも現実的にあるわけです。

他にも裏話なんてきりがないのですが、安易に営業マンの言うことを鵜呑みにしてはいけませんよ。

驚くほどの品質のバラつき

営業マンは見積もり時に”品質”という言葉を持ち出してきます。

当然ですが、引越し専業で研修をしている会社と運送会社の片手間として引越しをやっている会社ではその技術は雲泥の差があります。

差があることでなにが違うかと言うと

・作業にかかる時間

・家財を傷つける可能性

・作業自体の清潔さ

・総合的に気持ち良い引越しができるか

など大きく差があります。

なので当然社内研修をしっかり実施している会社の方がいいように思えますよね。

ですが、引越し会社で働いていたベテランスタッフが他者に転職したなんて話もざらにあります。

また逆に、研修などを実施している会社の作業員であっても新人作業員とベテラン作業員での作業レベルは大きく異なります。

そして、引越し作業において大切なのは感覚と問題解決能力です。大きな荷物を壁に当てず、床に擦らず、どんな向きで運搬してどのように設置するか。

作業のレベルが低い作業員は、この感覚が安定していなかったり、先を考えられず行き当たりばったりの作業になりがちです。そのため家具や家屋を傷つけやすく、さらにはそれを隠蔽しようと考えることも少なくありません。

ですので、作業レベルの低い、経験の浅い作業員かなと思ったら目を光らせておくことが大切です。

また、絶対に傷つけたくない家具があったり、新築に引っ越す場合などは見積もり時に、新人は絶対に来させないでください!と営業マンと約束するのもひとつです。

盗難、ごまかしに注意

引越し作業において多いトラブルは盗難と時間の関係です。

新人作業員はミスが多いといいましたが、もちろんそれはベテラン作業員でも時として破損事故を起こしてしまうことがあります。

実は、事故などのトラブルがあった場合の修繕費用などは作業員の持ち出しになるパターンが多いのです。自己負担で業者に依頼したりボーナスの査定に影響したり、あるいは事故報告書類を書いたりミーティングや研修に参加させられたりと、作業員、作業責任者の身を削るようなシステムが多いのが現状です。

荷物保険に加入しないと営業できないことが法的に定められているのですが、保険を使っても免責が3万円〜5万円程度の負担があり、修繕費用を会社で負担してしまうと「どうせ会社が払ってくれる」といつ文化が根付いてしまうのを防ぐためです。

作業員は時給に換算して1000円〜1500円程度の収入で働いているわけです。一般的に家族分の引越しの作業時間は3時間〜5時間程度。家具を傷付けてしまった場合は安くても3000円以上の補修費がかかります。そう考えたら隠したくなるのも無理はないですね。ただ、それはお客様には関係のないことなのでしっかりと傷の確認をするべきです。

そしてもう一つ、盗難です。色々なケースがありますが多いのは相積みのケースです。

これは単身分の引越しや数点の家具の引越しなどで料金を安くしたいといった話になった時に営業マンから提案される方法なのですが、内容は、一台のトラックで他のお客様の荷物と一緒に積み込んで運びますよ。というもの。

この場合のほとんどがお客様宅で積み込んだ後にどこかの営業所に一度下ろされて数日〜数週間保管された後、他のお客様の荷物と一台のトラックに一緒に積み込まれ、配送先に向かうというパターンです。

この間に荷物の移動が数回行われ、多くの作業員の手に触れ、どこかの会社の空きスペースなどに個別に鍵などもない場所に簡易的に保管されるので、いざ荷物が到着したらあれがない、これがない、というトラブルは少なくありません。

また、引越し作業中に貴金属がなくなった、財布がなくなったなどのトラブルもあります。

恥ずかしながら、私が経営していた引越し会社でも財布がなくなったトラブルがあり、後日、その従業員は別件で窃盗事件を起こして逮捕されていますが、引越し業界は体育会系なので一般的に”輩”と呼ばれるような類の人種も多いのです。

対策としては貴重品は目に触れない場所に保管しておくこと、ご自身で運ぶこと。荷物のリストを作ったりダンボールに番号を振って、その中身と照合できるリストをつくるなど、あとは、荷物が多い場合には立ち会える人数を増やすことなども防犯上大切なことです。

時間なんてだいたいなんです

トラブルのひとつとして「時間」も挙げていましたが、基本的に運送業者は時間に正確でないといけないというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、引越し業者においては時間は守られないことがとても多いです。例えば午前便であれば8:00〜8:30に到着予定などのスケジュールを組みますが、この時間に間に合うように現地の近くまで行って待機するというより、8:30までに到着するように営業所を出る、という考えが引越し会社においては一般的です。

結果、出発前にバタバタしたり渋滞や道に迷ったりして到着予定時間をすぎてしまうなんてことも多々あります。

なので、特に時間を守ってもらわないと困るような場合は営業マンに時間の件は確約してもらい、見積書にも記載してもらうようにしましょう。

時間に余裕がある方であれば、時間通りに作業員がこないこともあると考えていればストレスも少なく済むかもしれませんね。

また、引越し業者の到着時間は主に3パターンあります。

午前便・・・8〜9時頃に到着

午後便・・・おおよそ13〜14時頃に到着

夕方フリー便・・・未定

このように一台のトラックで多くて一日3件の引越しをこなします。なので一見目の午前便の進み具合によってその後の午後便、フリー便の時間が大幅にずれ込んでいくことがあります。そのため遅い時間になるほど料金も安くなっていきます。

時間に余裕があり、単身や混載便の引き取りなど荷物が少ない場合には積極的に夕方フリー便にすると料金を安くおさえることができます。

それでも引越し業者を使った方がいい理由

引越し業者って意外と適当でガサツな部分が多いのが現状なのですが、それでも家族分以上の引越しや移動距離が長い場合、大型家具がある場合などには間違いなく引越し業者を使った方が時間に対する費用対効果は大きいのです。

初めて引越しの見積もりを取る方は、引越しってこんなに高額なんだと驚かれる方も多いですが、時期や方法など色々安くなるプランもあるので営業マンにとことん相談してみるのが良いでしょう。

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